イラストレーターってどういう仕事ですか?

依頼に応えて絵を制作する仕事です。画家みたいなものですが、一作当りの値段がそれほど高くないこと、商業媒体で利用する絵を描く、といったあたりで異なります。

私の場合は、雑誌・書籍・広告・パンフレットなどの販促物で使用される挿絵を描いています。
絵そのものをギャラリー等で売っているイメージを持つ人もいるかもしれませんが、そういうお商売は私はしていません。画家の方独特のものです。

それと、「イラストレーター」という名前のコンピュータソフトウェアがありますが、それはAdobe Illustratorのことで、職業を指す「イラストレーター」とは異なります。現場では混同を避けるため、職業のイラストレーターを「イラストレーター」、Adobe Illustratorのことを「イラレ」と呼ぶことが多いです。

イラストレーターとデザイナーって違うのですか?

違います。混同されている方も多いようですが、別の職業です。

確かに、デザインもイラストレーションも日本語で言えば「図案の制作」という似たような意味であり、デザインもイラストレーションもできる人、というのもそれなりにいます。ですから、同じように捉えられてもあながち間違いではありません。

しかし一方で、現在日本において「デザイナー」を名乗る人と「イラストレーター」を名乗る人では、仕事の内容が全く違っているというのが実情です。

イラストレーターは、あくまでも絵を提供する仕事です。雑誌や本の表紙や本文に添えられている挿絵、それを作るのがイラストレーターの仕事です。

デザイナー(ここで言うのはグラフィックデザイナーのことです)は、制作物全体の見た目を設計する仕事です。最終的に提供するものは、レイアウトそのものやロゴタイプなどです。ウェブサイトの構成に関わっていたり、ポスターやパンフレットなどの全体のレイアウトを制作していたり、またその両方ができたりします。

デザイナーが提供する制作物の中に挿絵が必要な時が、私達イラストレーターの出番です。
それから、「デザイナー」と名乗る人の多くは、挿絵そのものは作れません。

私も、初対面の方に対して「イラストレーターをしています」と名乗ると「あぁデザイナーね」と切り返されることも多いのですが、実はこのような違いがあることを知って頂ければ、お互いにやり取りがしやすくなるのではないでしょうか。

一般の人からの依頼を受け付けていないのはなぜですか?

仕事と生活のクオリティを保つため、とご理解頂ければ幸いです。

一般の方からのご依頼は、ふつうの仕事より数倍の手間がかかります。なぜなら、お客様が制作上の通例や慣習、またデータの取り扱いなどについて知識をお持ちでなかったり、イラストレーターと芸術家の違いをご理解頂けなかったりする場合が多く、そのため通常よりもたくさん、説明や修正の時間を要してしまうからです。

当ウェブサイトでは、日々数々のご依頼を頂きます。その中で、私のイラスト制作の本分はやはり、雑誌や書籍の挿絵のご依頼にお応えすること、と考えております。その点に注力するため、一般の方(制作上の通例をご存知ない方)からのご依頼はお断りしております。

当サイトのイラストレーションを気に入ってくださった一般の方には申し訳ございませんが、どうか、ご理解のほどよろしくお願い致します。

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